【7月のゲスト】
特定非営利活動法人 Commune with 助産師
理事長 草野祐香利さん
助産師 山部朋美さん
ホームスタート オーガナイザー 猪狩美紀さん
ホームページでは、放送ではお伝えしきれなかった部分を含めた
「ディレクターズカット版」としてお届けします。
また、このページの下部では、
耳の不自由な方のために トーク内容の文字起こしを行っています。
7/11 ホームスタートについて
https://cw-jyosanshi.com/homestartcommune/
「FMいわき 子育てひろば『みんなでサポトーク』」毎週木曜日 17:24頃~放送中!
✉皆さんからのメッセージを募集しています。
日々の子育て話はもちろん、あれってどうなの?こんなことを取り上げて欲しい!など、
質問・ご意見も大歓迎!メッセージフォームから送ってください!
<文字起こし>
蛭田まい(以下 蛭田):
今月は「特定非営利活動法人 Commune with 助産師」から3名の方にお越しいただいています。さて、今回はこみゅーんさんの活動の1つ、 ホームスタートについて、オーガナイザーの猪狩美紀さんにお話を伺います。猪狩さん、よろしくお願いします。
猪狩さん:
はい、よろしくお願いします。
蛭田:
早速なんですが、リスナーの皆さんの中には、このホームスタートという言葉を初めて聞いた方もいらっしゃるんじゃないかなと思います。実は私もほぼ初めて聞きました。どんなものでしょうか。
猪狩さん:
はい。ホームスタートは、子育てが孤立にならないための、イギリスで発祥した、 家庭訪問型子育て支援ボランティアになっています。
蛭田:
そっか。今、こう、ちょっと孤独を感じながら子育てしている方が多くなってきているって私も聞いてますけども、それをこう……一昔前の、昭和の子育てじゃないけど、みんなで見てこうよっていうようなイメージであってますか。
猪狩さん:
はい。だいたい今は、孤立というか、“孤”で。
蛭田:
孤独の“孤”ですね。
猪狩さん:
そうです。そういう家庭が多いので。で、これを使えるのは、妊婦さんや、小学校上がる前の(お子さんが)いるご家庭です。お伺いして話を聞いたり、それこそ育児や、離乳食を作ったり。あと、一緒に片付けをしたりっていう、“一緒に”を行っています。
蛭田:
そっか。一緒にやっていこうよ、と。
猪狩さん:
そうそう。話も聞くよ、みたいな。
蛭田:
じゃあ、お友達のような、家族のような。
猪狩さん:
ちょっと、近所のおばちゃんみたいな。
蛭田:
へえ、いい活動ですね。 どうしてもやっぱり、孤独になってしまうと人呼べなくなっちゃうとか。あとは、例えば遠くからこっちに来て子育てをしているよ、ご実家が遠くて。なんていう方は、やっぱり話せる人が居なかったり。
猪狩さん:
そう。「大人と話せて嬉しい」みたいな、ああそういう感覚もあるんだなと思いながら、やっております。
蛭田:
そういった活動をしてるんですね。さっき妊婦さんからも使えるっていうお話でしたけど、実際の流れを紹介いただけますか。
猪狩さん:
わかりました、その前に。ボランティアさんの事をホームビジターって言うんですが。その訪問するボランティアの方は子育てを経験している方で、ホームスタートジャパンが規定している「ホームビジター養成講座」を37時間受けています。そういう方がお家に訪問するので、安心して利用していただきたいです。
蛭田:
そうなんですね。しっかりと講座を受けた方なんですね。さらにこう、安心度アップといいますか。
猪狩さん:
はい。そして、利用方法としては、まず電話やメールをしていただいたり、利用申し込み用紙に書いていただいたりしたあと、私たちオーガナイザーが調整役で、ご家庭に訪問をします。どんなことをしたいのかなっていう希望とか、応援してほしいこととかを利用者さんに聞いてから、後日ボランティアさん(ホームビジター)と一緒に伺って、「この方が今度行きます」っていうご紹介をします。そのあとに今度はホームビジターが1人でご家庭に訪問して、週1回・2時間程度を4回 一緒に過ごすっていうことをやります。
蛭田:
えー。嬉しい。
猪狩さん:
嬉しいですか。
蛭田:
嬉しいです。やっぱりこう、どこに声かけていいのかなってって思うんです。例えばお友達はもう仕事してたりとかして、なかなかそういう機会ってないので。ありがとうございます。
猪狩さん:
是非ご利用していただきたいです。電話番号をお伝えしても大丈夫ですか。
蛭田:
お願いします。
猪狩さん:
はい。固定電話は0246-23-3303。携帯は080-2826-4604です。無料です。
蛭田:
無料ですか。
猪狩さん:
お気軽にご連絡ください。多分連絡するのもとっても勇気必要だと思うんですけど、本当に気軽に、お電話いただければ。
蛭田:
ちょっとハードル高いのかなとかって思っちゃうかもしれないですけど、そんなことないんですね。
猪狩さん:
はい。
蛭田:
今聞いてる方も、猪狩さんの声を聞いて、優しい、こんな方が待ってらっしゃるんだって思って、気軽にお電話して頂けるんじゃないかなと思います。
そして、ホームスタートを実際体験された方からの体験談を頂いたので、紹介してもいいですか。
猪狩さん:
ありがとうございます。お願いします。
蛭田:
はい。まず、お子さんが1歳の方。「いわき市外の出身だから、近くに知人もおらず、夫の帰りも仕事で遅くて、1人で子供のことを見ていました。このビジターさんが来てくれる日はとても楽しみでした。特別なことをしたわけではないけど、初めての子育ての中で不安だったことにアドバイスをいただいたり、寄り添ってもらえて心強かったです。1人じゃどこにも行けない、どうしたらいいんだろうっていう時に、一緒に図書館行ってもらったり、公園にも行って、花見も出来ました」っていう嬉しい感想をいただいています。
猪狩さん:
はい。
蛭田:
もうちょっとご紹介します。今度は2歳のお子さんを持つ方。「妊娠中からお世話になっていて、産後も来てもらいました。訪問の中で積み木ができるようになったねとか、成長を褒めてもらえるのがとっても嬉しかったです。子どももビジターさんが来る日がわかるようで、笑顔で待ってました」というね。お子さんも楽しみに待ってらっしゃったということです。そして、もうお一方、いいですか?
猪狩さん:
はい。ありがとうございます。
蛭田:
2歳と0歳、お2人のお子さんを持つ方。「引っ越してきたばっかりで、いわきのことがわからなくて、子育て支援とか、子供が遊べる場所など 教えてもらいました。人見知りなので、一緒に子育て広場に行ってもらいました。そのあと1人でも行けるようになりました」ということです。
猪狩さん:
良かったです。
蛭田:
やっぱり不安な中で子育てされてる方が多いんだなって、この体験談の中からも すごく伝わってきますよね。いや、ここにね、こうやって寄り添っていただけるっていうのは嬉しい。
猪狩さん
ぜひ、お待ちしております。
蛭田
そうですね。妊娠中からオッケーだよっていうことなので。妊婦さんて、やっぱり(メンタル的に)不安定になっちゃったりとかね…そういった方も気軽に相談、お電話していただいて、ぜひ活用していただけたらと思います。
『みんなでサポトーク』。今日は、「NPO法人 Commune with 助産師」からホームスタート オーガナイザーの猪狩美紀さんにお話を伺いました。猪狩さん、ありがとうございました。
猪狩さん:
ありがとうございました。
蛭田:
来週もいろいろなお話を伺います。どうぞお楽しみに。
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