【8月のゲスト】
いわき市アレルギーっ子交流会 もぐのび
代表 緑川琴江さん
https://www.instagram.com/mogunobi_are/
https://www.facebook.com/mogunobi/
このページの下部では、
耳の不自由な方のために トーク内容の文字起こしを行っています。
8/15 親子を取り巻くアレルギー について ②
入園・入学時の心がけ/災害時の備え
福島県アレルギー疾患市民講座
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045a/arl-shiminkouza.html
「FMいわき 子育てひろば『みんなでサポトーク』」毎週木曜日 17:24頃~放送中!
✉皆さんからのメッセージを募集しています。
日々の子育て話はもちろん、あれってどうなの?こんなことを取り上げて欲しい!など、
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<文字起こし>
蛭田まい(以下、蛭田):
今月は『いわき市アレルギーっ子交流会 もぐのび』代表の緑川琴江さんにお越しいただいております。緑川さん、よろしくお願いします。
緑川さん:
よろしくお願いします。
蛭田:
先週は、福島県の取り組みとして「(福島県)アレルギー疾患市民講座」があると教えていただきました。で、緑川さんもこれお話されてましたね。
緑川さん:
はい。すごい大変だったんですけど。(笑)
蛭田:
大変でしたか。
緑川さん:
はい。(笑)その市民講座では、「アレルギーを持つお子さんの保育所、幼稚園等の入園に向けて」と、「災害時の対応について」という内容でお話させていただいてます。
蛭田:
まず、「アレルギーを持つお子さんの保育所、幼稚園等の入園に向けて」という方をまず最初にお伺いしようかなと思うんですが。
やっぱり入園を控えたお子さんは、このアレルギーがあるっていうことをまずは把握しないといけないですもんね。
緑川さん:
そうですね。
蛭田:
まずしっかりお医者様にかかって把握して、というのがまず大事と。
緑川さん:
まず大事ですね。(子育ての中で)必ず一度は、例えば乳幼児検診とかで、「ちょっと肌が荒れてるね、病院に行ってみたら」っていうような多分流れってあるはずなんですけど、 そういう時に、ちょっと心配なお母さん方は、多分、おそらくきっと受診をしてくれると思うんです。ただ、例えば、離乳食を進めるにあたって、怖くて離乳食を進めないまま、食べてないものがある状態で入園、入学を迎えるお子さんって意外と多いっていうのを聞いていて。
蛭田:
そっか。ちょっとやっぱり初めて与えて…例えば卵を1つとっても、育児書とかそういうので、じゃあ何ヶ月からいいよとか、一歳越えたらいいよとかってなってても、 果たしてうちの子に、いつから与えよう?っていうの、ありますよね。
緑川さん:
そうなんです。で、逆に怖がって与えないことで、入園してから初めて発症っていう例が実はあるそうなので。
蛭田:
これは怖いですよね。
緑川さん:
そうなんです。なので、できればきちんと離乳食の進め方に沿った(進め方)をまずしていただく。例えば日中の体調の悪くない時、元気の良い時に食べてみて、何事もないかどうか。
蛭田:
その日中っていうのは何か理由があるんでしょうか。
緑川さん:
そうですね。ちょっと異変が起きた時にすぐ病院にかかれるからなんです。
蛭田:
なるほど、そっか。じゃあ土日じゃダメですね。平日のなるべく日中。
緑川さん:
はい。これ、お仕事されてるお父さんお母さんはすごく大変なんだと思うんですけど。
蛭田:
確かにそうですね。
緑川さん:
そうなんです。ただ、ここを把握しておかないと、例えば、じゃあ受診をしてきてください てなった時にも、どんな状態があって受診をするのか。蕁麻疹が起きたから受診をするのか、 お腹壊しちゃったから受診するのか、っていうのも、きちっとお医者さんにまず伝える必要がありますし。
蛭田:
うん。
緑川さん:
で、そこで受けた指導を、今度は入園・入学になった時に、(入園・入学先の)先生方に正しくお伝えしなきゃいけないので。
蛭田:
そっか。じゃあ、まずはその離乳食の段階で。できれば平日の日中に元気な時に食べさせてみてですね。でもこれ、ほんとに初めてのものを食べさせるってなった時は、何時頃に食べさせたのかっていうのを、ちゃんとメモかなんかしといて。で、万が一 食べてぶつぶつ出てきた、何分頃にとかっていうのも、お医者様にこう的確に伝えられるようにすると、きっと良いんでしょうね。
緑川さん:
そうですね。私、すごくおすすめしてるのが、アプリとかで、離乳食の進め方とか、何時に何食べたとか、例えば排便はどうだったのかみたいな記録するものがあったと思うんです。そういうところに記録しておいて、もしも異変があった時には、その状態をスマホかなんかで取っておいて、それを先生に見せ るのをおすすめしてます。言葉だけだとちょっとね、難しい。
蛭田:
そして多分パニックになってますよねそういう時って、お母さんもお父さんも。
緑川さん:
そうなんです。
蛭田:
なるほど、そういうアプリがあるんですね。時代変わりましたね。。私が子育てしてる時はそういうのなかった。
緑川さん:
私もひたすらノートに書いていました。 でも今そのノート見返すと、子供がもう大きくなってるので、こんなもの食べてたのね、みたいな。それはそれでちょっと面白いかなとは思うんですけど。できれば、その親御さんがきちんと把握することと、それを子供にも伝えること。誰々ちゃんは卵が食べれないから、ママがオッケーしたものだけ食べるようにしてねっていう約束をするとか。
蛭田:
それ、大事ですね。入園控えてるお子さんってまだ小さいと思うんですけど、でも、お母さんのお父さんが言ったことって、結構ね、「私ダメなんだ」っていう風に、頭には残ると思うので。 まず(病院の)先生に言われたことを(入園・入学先の)先生にしっかりお伝えするっていうことと、お子さんにもしっかり伝えると。
緑川さん:
そうですね。
蛭田:
勉強になります。そして、「災害時の対応について」という内容でもお話されたということですが、こちらはどんな内容ですか。
緑川さん:
はい。おそらくいわきにお住まいの皆さん、2019年の時の水害がきっと記憶に新しいと思うんですけれども、 その時にちょうどうちのサークルの仲間も被災をしてしまったんですね。その時に、(2011年の)震災の時とあまり変わらない状況も実はあって。例えば避難所に行った時に食べれるものがなかったとか、支援があったことが伝わらなかったとかっていうことがあったので、 やっぱりそういう時にも、自分たちにアレルギーがあることとか、早めに避難をするとか、(必要な心がけ)っていうのを、あの動画の中でお伝えさせていただきました。
蛭田:
なるほど、そうですね。早めに避難をして、この子にはこのアレルギーがあるのでっていうことで、食事面に関してでも、まずはそこの責任者にお伝えしておくっていうのが大事ですね。
緑川さん:
いわきの人って本当にみんな優しいので、アレルギーがあるから食べれないものがあるとかって相談した時には、これならいけるんじゃない、あれならいけるんじゃない。っていうのを言ってくれる人って多分多いはずなんです。なので、本当に、例えば身近である、避難訓練とか、防災訓練にはもうぜひ参加をして、顔の見える関係作りをしてほしいなと思います。
蛭田:
それは大事ですね。関係性作っておくっていうのはね。いつ何時っていうことがありますからね。はい、分かりました。じゃ、こういったお話を動画でされているということなんですね。リスナーの皆さんもぜひ「福島県アレルギー疾患市民講座」の動画をチェックしてみてください。
みんなでサポトーク。今日は、『いわき市アレルギーっ子交流会 もぐのび」代表の緑川琴江さんにお話を伺いました。ありがとうございました。
緑川さん:
ありがとうございました。
蛭田:
来週もいろいろなお話を伺います。どうぞお楽しみに。
<終わり>
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