【8月のゲスト】
いわき市アレルギーっ子交流会 もぐのび
代表 緑川琴江さん
https://www.instagram.com/mogunobi_are/
https://www.facebook.com/mogunobi/
このページの下部では、
耳の不自由な方のために トーク内容の文字起こしを行っています。
8/22 親子を取り巻くアレルギー について ③
特定原材料不使用のお菓子
福島県アレルギー疾患市民講座
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045a/arl-shiminkouza.html
「FMいわき 子育てひろば『みんなでサポトーク』」毎週木曜日 17:24頃~放送中!
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質問・ご意見も大歓迎!メッセージフォームから送ってください!
<文字起こし>
蛭田まい(以下蛭田):
今月は『いわき市アレルギーっ子交流会 もぐのび』代表の緑川琴江さんに お越しいただいております。緑川さん、よろしくお願いします。
緑川さん:
よろしくお願いします。
蛭田:
今月は緑川さんに、お子さんとその親御さんを取り巻くアレルギーのお話を伺っているんですが、今週は緑川さんがお菓子をスタジオに持ってきてくださいました。私、今手にしてるのが「お米で作ったクッキー」というもの。でね、表示が色々書いてあるんですよ。卵とか、なんかいろんな絵が描いてあるんですけど、これってどういうものになりますか。
緑川さん:
はい。これ、各社がすごく工夫を凝らしてる、アレルギーに対する表示なんですけど、ピクトグラムや絵だったり、あとマークで描いてあったり、色んなものがあるんですけど。特定原材料っていう、アレルギーを起こしやすいと言われてるものがあります。
蛭田:
はい。
緑川さん:
それが8品目と、やっぱり気を付けた方が良さそうなものプラスで28品目です。
蛭田:
結構あるんですね。
緑川さん:
そうですね。
蛭田:
しかも段階があるんですね。これは気を付けてと、あと、ちょっと気を付けてというもの(を合わせて)28品目。
緑川さん:
その中でも多くの企業さんが8品目を…卵とか牛乳とか小麦粉とか、最近ちょっとナッツ系が増えてきているっていうことで、くるみとかそういうものを使っていませんっていうものを必ずパッケージに書いてくれてるんですね。
蛭田:
そうなんですか。確かにナッツフリーって最近ワードとしては入ってきますね。
緑川さん:
最近は小麦を抜いた アレルギー疾患を持つ子供とか大人の中で(多い)。今までは牛乳、卵、小麦が一番多いって言われてたんですけど、最近は、ナッツ系、くるみとか、アーモンドをどうも抜いてしまったみたいで。 そういうものも一応気をつけて表示をしなきゃいけないねっていうものに含まれたようなんです。
蛭田:
そうなんですね。お子さんとか、親御さんもそうですけど、どのくらいのアレルギーが、どこまであるのかっていうのを、まずはお医者さんに診ていただいて、これを抜いてねっていうのを、ちゃんと指導を仰いでから買っていただくっていうのが前提だと思うんですけど。
緑川さん:
そうですね。
蛭田:
ちなみに、この「お米で作ったクッキー」さっき実はいただいたんですが。お米で作ったから、お煎餅のような味がするのかなと思ったら、クッキーでした。
緑川さん:
クッキーなんです。
蛭田:
めちゃくちゃ美味しかったです。はい、サクサクで。びっくり。
緑川さん:
ほんとにこう、すごく企業さんたち頑張ってくださってるなと思うのが、 息子が小さい時って小麦は食べれたから良かったんですけど、ただ、お米製品ってやっぱり硬いとか。
蛭田:
ですね。
緑川さん:
もそもそするとかっていうイメージがすごく強かったんですけど、最近ほんとにサクサクのものがあります。パンもふわふわだったり。
蛭田:
いや、びっくりしちゃう。普通(のクッキーと)変わらないですよね。
緑川さん:
アレルギーの子って美味しいもの食べてないんでしょ。とか、なんか我慢しててそう、可哀そうねって言われるんですけど、意外と美味しいもの食べてるんですよ。
蛭田:
よかった。安心しました。なんかちょっとね、辛い思いしてるんじゃないかとかも、勝手に思ってしまう部分があって。でも、 さっきこれ私食べましたけど、ほんとに美味しくて、クッキーだよっていう感じでした。どこも普通のクッキーと遜色ない。しかもね、 パッケージがかわいい。
あと今日持ってきていただいたのは、このお米で作ったクッキーと、あとチョコレート。チョコがね、なんと乳が入っていない。
緑川さん:
そうなんですよね。多分、チョコレートに牛乳が入ってるってイメージを持つのもなかなか難しいと思います。
蛭田:
なんかこう、生クリームが濃厚な、っていう感じはします。
緑川さん:
チョコレートのダークでも実はごくわずかに乳が含まれてるって言われてて。パッケージを見ていただくと、必ず乳っていう文字があるんですね。で、一応、アレルギー対応している28品目を使用していないと言われるパッケージのあるものについては、工場から排除されてるって言われてるので。
蛭田:
そうなんですか。徹底管理ですね。
緑川さん
そうだと思います。
蛭田:
これ、まろやかチョコレートって今手に持ってるんですが。「卵、乳、小麦、クルミ、エビ、カニ、そば、落花生、使用していません」と書いてあるので、安心してチョコレートも召し上がっていただけますね。これもね、食べました。美味しい。ほんとに美味しい!
さっき緑川さんからちょっとお話聞いたのが、バレンタインとか、チョコが食べたい時期に食べられないかもしれないけど、これだったら全然いいですよね。
緑川さん:
はい、全然普通に。
蛭田:
いいものを教わりました。ありがとうございます。そしてもう1個持っていっていただいただいたのが、胡麻煎餅。なんか煎餅はあんまりアレルギーのイメージがないんですけども。
緑川さん:
そうですね、お煎餅って米じゃんって言われるんですけど、味によっては小麦が引っかかる場合があります。
蛭田:
なんでですか。
緑川さん:
お醤油が小麦でできてるからなんですね。
蛭田:
あー、そっか。もう原材料の原材料って感じ。
緑川さん:
小麦アレルギーでも、小麦粉そのものでなければ、多くの場合は醤油だったら(大丈夫)とかっていう場合もあるようなんですけど、これもやっぱり食べてみないことになんとも言えないので。
蛭田:
そうですよね。じゃあ、こういうの初めて食べる時も醤油になってるけども、小麦が隠れてるってことを把握して。で、平日の日中にまず最初に食べて頂いて…ちょっと先週のおさらいになりましたが。
緑川さん:
そうですね。ただ、一応、例えば離乳食の時期にお醤油使って大丈夫だった子については、そこまで怖がる必要はないと思うんです。
蛭田:
そうかそうか。
緑川さん:
やっぱりよく血液検査とかで数値が出ちゃったから食べれない っておっしゃる方もいらっしゃるんですけど、血液検査で数字が出たからすぐ食べれないかどうかは、食べてみないとわからない部分もあるので。 そこもやっぱり主治医と相談をしながら順当に進めていただくと、美味しいものがたくさん、普通に食べれるようになるかなと思います。
蛭田:
そうですよね。頭ごなしに「血液検査で出てるからダメ」じゃなくて、醤油だったらとかっていう場合があるっていうことで。そちらももちろんお医者様の判断をきちっと仰いでいただくということですね。本当に勉強になります。
あとね、びっくりしたのが、後ろ見てみたら、はちみつを実は使用してたっていうことで。こうなってくると、一歳未満の乳児には与えないでくださいっていう表示もありました。やっぱり、きちっと見ないとダメですね。
緑川さん:
おそらくスーパーで商品を手に取って裏側を見てる人たちは、多分アレルギーのお父さんお母さんたちっていうくらい、私たちにとってはすごく馴染みが深いものなんですけど、案外食べ物が何でできてるかっていうの見るって機会なかなかないと思うんです。
蛭田:
そうかもしれない。(表の)パッケージ可愛いからとか、美味しそうって言って買っちゃいがち。
緑川さん:
何からできてるか怖がる必要はないんですけど、一応確認をするっていう事においては、見るとちょっと面白いかなと思うので、ぜひちょっとお時間のあるときは。あ、なるほどこういう原材料なのねっていうのも見ていただけるといいなと思います。
蛭田:
今すごく幅広いですからね。色んなものが売ってるのでね。是非チェックして、楽しみながらお買い物していただくのもいいかもしれないですね。いや、今週も勉強になりました。緑川さん、ありがとうございました。
「みんなでサポトーク」。今日は、『いわき市アレルギーっ子交流会 もぐのび』代表の緑川琴江さんにお話を伺いました。ありがとうございました。
緑川さん:
ありがとうございました。
蛭田:
来週も色々なお話を伺います。どうぞお楽しみに。
<終わり>
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