いわきのコーヒー焙煎の店「ブラウンチップ」の窓から見える世界
(by.たっく)
写真上は「ブラウンチップ」平店
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朝、目覚めて飲む1杯のコーヒー、
職場でほっと一息つく時のコーヒー、
近年では、コンビニなどでもその場で豆を挽いて淹れた本格的なコーヒーを入手できるようになっています。
コーヒーは私たちの生活になくてはならないもののようです。
さて、そのコーヒーですが現在はどのような状況になっているのでしょう。
コーヒー豆の焙煎・販売をいわきで始めたさきがけの店
「ブラウンチップ」オーナー、株式会社「ビーシー」代表取締役
関根匡(せきねただし)さんにお話を伺いました。
関根さんは現在、福島県いわき市のまちづくり組織「勿来ひと・まち未来会議」の会長も務めておられます。
こちらで様々な活動を展開しておられ、特に、勿来夏祭りに力を入れていらっしゃるとのことです。
写真左 関根匡さんと焙煎前のコーヒー豆 右 焙煎機
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(ブラウンチップの歴史)
ブラウンチップはいつから始めた店ですか
「1989年に杉並区荻窪駅前で始めた店です」
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そこからいわきへ来られたのはいつですか
「平成4年(1992年)にいわき平店を開店、次に錦店を開店しました」
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(ブラウンチップと世界)
現在、何か国のコーヒー豆を扱っていらっしゃいますか
「25から30か国ぐらいかと思います」
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どのような特徴のあるコーヒーを扱っておられますか
「ブラジルの〖吉松農園〗、日本人の農園から直接輸入しています。
ペルーの高橋農園、これも日本人の農園からです。
今はスペシャルティ珈琲と言って産地とか農場などがはっきりしているものが中心です」
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直接海外へ買い付けに行かれたりしますか
「特にブラジルへは5,6回行っています。
中国の雲南省とかミャンマーなどの農場を見に行ったりもしています」
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(コーヒーをめぐる世界の変化は?)
コーヒー焙煎の店を始められてから世界のどのような変化を感じておられますか
「ここ数年はコーヒー豆の供給不足、需要過多ですね。
例えば中国でコーヒーを飲む人が増えたことで消費量が増えたということですかね」
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それを補うために生産量は増えていますか
「中国の雲南省ではものすごくたくさん栽培していますし、
雲南省の国境付近のタイとかミャンマーとかでもたくさん栽培しています」
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日本でコーヒー栽培はできますか
「霜が降りなければコーヒー栽培はできるということで
例えば沖縄、それから小笠原などはできます。
他は温室でないと厳しいですが
コーヒー栽培には広大な土地が必要となります。
たくさんとるのは難しいですね」
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(コーヒーと気候変動)
コーヒー栽培に気候変動は影響していますか
「ブラジルでは今まで霜が降りなかったところに降りるようになったり、
雨が降らなかったところに降るようになったり、
干ばつになってとれなくなったりしています。
そのためコーヒー栽培は気候変動の影響を受けにくい地域に移動しています。
ただ、ブラジルは面積が大きい国なので結果的に全体的な収量はあまり変わりません」
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(コーヒーと世界経済・政治)
「他に経済的な理由での変化もあります。
タイなどではコーヒーを育てていたのに中国でドリアンとかをたくさん食べるようになったというのに合わせて
ドリアン栽培に移行してしまったりしています。
ドリアンは植え付けしてから1年で収穫できますがコーヒーは3年かかりますしね」
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「昔はアフリカで上質なコーヒーがとれても
政治や経済の問題で日本に入ってくるまでに品質の管理ができなかったのですが、
近年、政治や経済が前より安定したということで入ってくる豆の品質が格段に上がりました」
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為替レートも影響しますか
「非常に大きな影響を受けています。
例えば、量も品質も全く同じものでも円での買い付け価格が1.4倍になってしまっています。
さらに投機の対象にされ値段を釣り上げられたりもします」
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(いわきの人々の変化は?)
いわきのお客さんについて、どのような変化を感じていらっしゃいますか
「いわきの皆さんが以前よりコーヒーを召し上がることがとても増えていると感じています。
若い方たちは酸味のあるコーヒーを好まれる傾向がありますね。
年配の方たちは苦いコーヒーを好まれます」
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(コーヒーのこれから)
コーヒーはこれからどうなっていくと思われますか
「今、日本のコーヒーは“世界経済の中での日本のポジション”の影響を大きく受けています。
残念なことにいくつかの大国には太刀打ちが難しい。大金を持っている国々に買い負けるのです。
そのため、コーヒーの値段が上がっていくことが予想されます。
そうなったとき、お客さんがついてきてくださるか心配です」
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取材の最中、注文の電話もお客さんの出入りも切れ目ががない多忙さの中で、
関根さんは取材に対応してくださいました。
ご協力ありがとうございました。
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珈琲豆処ブラウンチップ
☕平店
福島県いわき市平上荒川字長尾41-11
TEL/FAX:0246-29-3639
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☕錦店
福島県いわき市錦町江栗馬場61
TEL:0246-77-1414
FAX:0246-77-1424
(by.たっく)
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