【9月のゲスト】
一般社団法人 SJW
代表 フェルナンド・ダナンジさん
事務 石田有里さん
https://www.facebook.com/sjwtairango/
このページの下部では、
耳の不自由な方のために トーク内容の文字起こしを行っています。
9/19 外国人支援について
「FMいわき 子育てひろば『みんなでサポトーク』」毎週木曜日 17:24頃~放送中!
✉皆さんからのメッセージを募集しています。
日々の子育て話はもちろん、あれってどうなの?こんなことを取り上げて欲しい!など、
質問・ご意見も大歓迎!メッセージフォームから送ってください!
<文字起こし>
蛭田まい(以下蛭田):
今月は『一般社団法人 SJW』から、代表のフェルナンド・ダナンジさん、そして事務の石田有里さんにお越しいただいております。今回もよろしくお願いいたします。
お二人:
よろしくお願いします。
蛭田:
前回からSJWさんの活動について色々とお話を伺っておりますが、今回は外国人支援活動について 伺っていきたいと思います。まずは、どんな支援活動をしているのか教えてください。
石田さん:
はい。具体的には、 公共施設や銀行、不動産などに同行して通訳支援をしたり、困窮者への食料などを支援したり、 ビザ問題やトラブル解決をサポートしたりしています。また、ダナンジさんはいわき市の国際交流アドバイザーに任命されていたり、いわき市の後見人になっていますので、幅広い支援を行っています。
蛭田:
そっか。普通に今聞いてましたけど、例えば、市役所に行って何か手続きをしないといけないってなった時に、私も「あれ書類こうでよかったかな」とか、結構大変な時があるんですよね。で、結構間違って戻されちゃったりとか、全然よくあるんですが。そこで、 例えば(母国語が)英語だったとして、なかなか通じにくかったりってなった時に、同行してくださるって、何ほどありがたいかと思いますね。かなり心強いんじゃないですか。結構同行されるんですか。
ダナンジさん:
そうですね。子供が産まれるときとか。
石田さん:
緊急性が高い問題に対して、よく同行してますね。
ダナンジさん:
そう、病院に行ってあげたり。日本語わからないと…命に関わるものなので。あと、結婚届を出すためにとか、ビザのこともすごく大事ですね。ビザが無くなったら(日本に)居られなくなりますので。。そういうところはサポートするためにやっぱり同行しないといけないです・あと、外国人は車を持ってない方々も多いので、車に乗せて、連れて行ったり。
蛭田:
送迎も込みで…。いや、確かに異国で公共交通機関に乗るなんて、私、考えられないです。 怖くて。何をどうお支払いすればいいんだろうとかね、どこで降りればいいんだろうとか、そういったところもあるんで。そっか、そういった送迎も込みで、命に関わることだったり、大切なことに関しては、同行してということなんですね。
ダナンジさん:
そうですね、はい。
蛭田:
いや、なんと心強い活動をされているのかなと思うんですが。
ダナンジさん、ほんとに日本語お上手ですけども、ダナンジさんが思う、外国の方が日本で感じる壁みたいなものってありますかね。
ダナンジさん:
壁はやはり言葉の壁ですね。そこはすごく高い。
ですけれども、やはり「優しい日本語」ということ(が大切)。今色々なところで流行っています。日本の中なので、優しい日本語を使った方が、英語を使うよりもいいと思っています。みんなある程度の日本語を学びながら 居ますので、学びにも繋がっていくし、壁をちょっとだけでも減らすためには優しい日本語を。
あと、学校から来てるプリントは外国人のお母さんの頭の悩みの種になっていますので、そういうところも、もう少し優しい日本語とかイラストとか使いながら、できればありがたいなとかと思っているんですね。
蛭田:
文章になった時って、またこれ何書いてあるんだろうっていう状態ですよね。
石田さん:
そうですね。
ダナンジさん:
すごく丁寧な日本語を使って、いい文章になってるんですけれども、やっぱり読んでる誰でもわかりやすい方が 一番じゃないかなとかと思っていますね。
蛭田:
それはちょっと盲点というか、気づきにくい部分でした。なんか話すことばっかりに今頭いっちゃってて。 確かにそうですよね。お知らせってプリントでくるから、もしくは今ね、メールでこう来たりしますけど、学校からは。全部こう、文字がずらずら書いてあって、果たしてこれはっていうところですよね。
ダナンジさん:
簡単に、翻訳サイトとか今あるんですけれども、アプリを使ったらいいんじゃないのって考えても、(翻訳が)正しくないところもありますので。英語で、私たちもたまに使ってるんですけれども、全然他のこと書いてあるみたいな(場合が)出てきますので、 そういうアプリよりも、やっぱり優しい日本語がいいなって思っています。
蛭田:
これがこう、もっともっといわき市の学校だったりに届いて、今こんなこと書いてあるんだよってイラストが多くなったりとか、その、 漢字ズラズラじゃなくて、ひらがなを多めにっていう、なんか少し変わっていくといいですよね。
お二人:
そうですね。
蛭田:
っていうことを、私たちもね、こう変えていかなきゃなって思いました。はい。
で、外国人の方とコミュニケーションを取るっていうと、やっぱりこう、緊張して身構えてしまうっていう方もたくさんいらっしゃると思うんですが、そういう時にできる簡単なことってありますか。
ダナンジさん:
うん。優しい笑顔があれば、緊張感がちょっと柔らかくなりますので、「 一緒にやりましょう」っていう形に持ってきた方が(いい)。リラックスした状態になりますので今まで出来ないと思っていたものもできるようになります。やはり相手の方をどのぐらいリラックスさせられるかなっていうことが、大事だと思いますね。
市役所とかには、やっぱり緊張して、そこまで足を運んできてるんですよね。できるかなとか、行かないといけないなってと思いながら来てるので。わざわざやって持っていった書類も、「あ、これダメ、ここダメダメ」って言ったら、もう、 「なんでダメなの?」っての感じになるんですよね。お互い緊張してると思いますので、 やはり、ここはこういう感じですよとか、ちょっと優しく教えることできれば、すごく楽に済ませる事ができると思います。ちょっとしたことでお互い仲良くやることができますので。
蛭田:
そうですよね、緊張すると、顔もこわばっちゃいますからね。笑顔で。また対応するときも、優しく、思いやりを持ってっていうところですね。
ダナンジさん:
そうですね。
蛭田:
そしたらね、なんかこう、お互いに笑顔でコミュニケーションが取れるのかなっていう、今ダナンジさんからお話を聞いて思いました。
ダナンジさん:
ありがとうございます。
蛭田:
はい。今日も貴重なお話をいただきました。ありがとうございました。みんなでサポトーク。今日は、『一般社団法人 SJW』代表のフェルナンド、ダナンジさん、そして事務の石田有里さんにお話を伺いました。ありがとうございました。
お二人:
ありがとうございました。
蛭田:
来週もいろいろなお話を伺います。どうぞお楽しみに。
<終わり>
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