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お知らせ

  • 子育てひろば
2024.12.05

みんなでサポトーク 12月5日放送分

【12月のゲスト】

認定特定非営利活動法人パンダハウスを育てる会

理事長 山本佳子さん

 

 

このページの下部では、

耳の不自由な方のために トーク内容の文字起こしを行っています。

 

12/5 パンダハウスについて

 

「FMいわき 子育てひろば『みんなでサポトーク』」毎週木曜日 17:24頃~放送中!

 

✉皆さんからのメッセージを募集しています。

日々の子育て話はもちろん、あれってどうなの?こんなことを取り上げて欲しい!など、

質問・ご意見も大歓迎!メッセージフォームから送ってください!

 

<文字起こしを読むにはここをクリックしてください>

蛭田まい(以下蛭田):
いわき市の子育てにまつわる様々なお話を伺う『みんなでサポトーク』。12月のゲストをご紹介します。
「認定特定非営利活動法人パンダハウスを育てる会」理事長の山本佳子さんです。山本さん、よろしくお願いします。

 

山本さん:
よろしくお願いします。

 

蛭田:
今日はたくさんの資料を持ってきていただきました。これを元にお話を伺っていこうと思います。
まずは、どんな団体なのかご紹介いただけますか。

 

山本さん:
はい。『パンダハウスを育てる会』は、福島県立医科大学の付属病院で入院中の子供やお母さんのために、我が家同様に使えるお家を近くに用意して、サポートをしているっていう団体です。パンダハウスっていうお家があるんです。

 

蛭田:
お家なんですね。お名前がすごい可愛いなと。

 

山本さん:
はい。ありがとうございます。皆さんのご寄付で作られたハウスで、入院中の お子さんに付き添ってるお母さん方、いらっしゃいますよね。本当に長い長丁場になると疲れてしまわれるんですけども、 時々パンダハウスに来て、ホッと一息されたりとか、(看病で)眠れなかったり、食事も適当なものしか食べられなかったりっていう事情もおありなので、パンダでちょっとゆっくりしてもらって、そしてまた病棟のお子さんの看護を頑張っていただくって、そんな風な使われ方などしています。

 

蛭田:
今、私、いわき市に居ますけども、福島県立医大っていうと、やっぱりいわきからもだいぶ遠いなっていう印象なんですが。利用者さんっていうのはどの辺りの方が多いですか。

 

山本さん:
本当に福島県は広うございますので、会津とかいわきの方々、ちょっと日帰りでとかっていうわけにいかないですよね。お子さんやお母さんが付き添いでずっと県立医大なんかにいらっしゃると、お父さんや残された兄弟の方 たちはなかなか会えないっていう、家族分離が長くなってしまうんですね。そういった方が、例えば週末とか普通の日でもパンダハウスに泊まられて、で、状態が良ければ、入院してるお子さんも外泊とか 外出の許可をもらって、パンダで一家だんらんとか、されるようになってます。

 

蛭田:
そうなんですね。なんかもう1つのお家というような、イメージでしょうかね。このパンダハウスの運営を行っているのが「パンダハウスを育てる会」ということなんですね。

 

山本さん:
はい、そうです。

 

蛭田:
この活動を始めたのが1994年からということで、きっかけなど教えていただけますか。

 

山本さん:
はい。私の知り合いのお母さんのお子さんが、 まだ小さい頃だったと思うんですけれども、白血病になられて。で、福島市にそのお母さんのお家はあったんですけれども、病院に付き添いということで入られたんですね。 その時に、遠くから来られてる方々が、本当に子供さんと会うのもままならなかったりとか、それから、お母様方、疲れ果てた時にホッとするところもなくて、とても不便をされていたりとかっていうことがすごく気になった、って後でおっしゃってたんです。
例えば、たまにでいいんです。お家に帰ってきて、こたつにちょっと寝転がりながらおみかんをむいて食べながらテレビを見るとか、 そんなひと時がちょっとあるかどうかで、闘病意欲が全然違ってくるんじゃないかなっていうことをおっしゃられて。
それで、私たちはそれを聞いて、遠くから来られる方々のために、病院の近くに我が家同様にみんなが使えるお家があったらどんなにいいだろうって思ったのがきっかけだったんです。

 

蛭田:
そのきっかけとなったご友人のお子さんと、その親御さんがまず、大変な中だと思うんですが、その中で周りを見ていて、あのご家族大変だなって思われるって、もう、なんて温かい世界。思いやりの輪がすごく広がっていたんだなっていうのを容易に想像できました。そういったお母さんの声からスタートしたということですね。

 

山本さん:
ほんとに大変な闘病生活だったと思うんですけど、私たち何人も知り合いがいながら、 こういう時って、お声掛けなかなかできないんですね。何をやって差し上げたらいいか全然わからなかったんです。だけども、 良くなられた後で、こんなことがあってねってお話を聞く中で、そういう家作りだったら、私たちも参加できるし、ぜひやりたいと思ったのがきっかけです。

 

蛭田:
うん、ほんとにたくさんの人の温かい思いが、今こうやって形になっているんだなっていうのがわかりましたね。

 

山本さん:
そうですね。

 

蛭田:
これ、でも、作るってなると、お金が必要かと思うんですが……。

 

山本さん:
はい、夢だけはあったんですけれども、それを皆さんに分かっていただくまでがなかなか大変で、商店街を2人1組で 1件1件回ってお願いしたりしたこともありましたし、それからバザーのようなことでみんなに集まっていただいてお話を聞いていただいたこともありました。 私たち自身も何度も何度もそんなイベントを重ねるなかで、私たちも楽しくないと続かないので、じゃあコンサートをして、お食事付きのチャリティーコンサートをして浄財を頂いたりしたっていうこともありましたし、本当にありとあらゆる 活動をさせていただきながら、それでもう2年半ぐらいで 2,800万のお金をいただくことができて、それをもとに、小さなお家を最初は建てたっていうのが始まりでした。

 

蛭田:
じゃそこで、第一号の施設が完成したということなんですね。なるほど。もう大変な皆さんの努力とがあって。その中でも楽しみながら集めてきたのかな、なんていう風に思いました。
で、このパンダハウスというお名前なんですが、あったかいお家なんていう言葉も出ましたけど、由来って。

 

山本さん:
はい。パンダハウスの玄関には、パンダ のぬいぐるみがあるんです。それは、徹子の部屋っていう番組でも紹介された、津川雅彦さんのおもちゃショップから 購入されたものなんですけれども、知り合いのお子さんが入院されて、大変な病気だってわかった時に、いち早く駆けつけてきたお見舞いの方がお土産に持ってきてくれたのが、その パンダのぬいぐるみだったんですって。で、そのパンダのぬいぐるみは、願掛けのぬいぐるみになっていて、 良くなった暁には、お腹から赤ちゃんが生まれてくるっていう仕組みになっていたんですね。
で、無事赤ちゃんも出産してということで、親子のぬいぐるみになってるんですけども。そのパンダは大きなパンダなんですけど、小さなそのお子さんの闘病中をずっと枕元で見守ってた っていう風に聞いてます。そして、パンダってやっぱり可愛いですよね。だから、近くの闘病中の 病棟のお友達たちから貸して貸してって言って、他のお友達のベッドサイドに行って励ますってことも多くあったみたいで。そんなにみんなに可愛がられて、励ましともなったパンダなので、それをご寄付いただいて、私たちの象徴として玄関に今でも 飾ってるんですけども、それがいるハウスですから、パンダハウスです。

 

蛭田:
納得の「パンダハウス」ですね。みんなのアイドルですね。

 

山本さん:
そうですね。

 

蛭田:
じゃあ、病気で戦うお子さんと、そしてその子をそばで支えたいって思うご家族、その双方を支えるパンダハウスということで、本当にね、素晴らしい活動をされていらっしゃいますよね。

 

山本さん:
そして、今ね、そのパンダをお貸しすることはできないので…..私が今日持ってきたものがあります。パンダバッジなんですけど。

 

蛭田:
私、気になってました。上着にパンダちゃん。

 

山本さん:
パンダのぬいぐるみは皆さんにお貸しできないんですけど、このパンダ(バッジ)ならっていう、マスコットパンダです。

 

蛭田:
そうですか!私は今日お会いした時からパンダちゃんつけてるの可愛いなって見ておりました。じゃあもう癒しのパンダちゃんとずっと一緒に頑張ろうねっていう気持ちが込められてるんですね。
もうたくさんお話聞いちゃって、もっとお話聞きたいところなんですが、もう時間が来ちゃったので、この続きは次回伺おうと思います。山本さん、今月1ヶ月よろしくお願いいたします。

 

山本さん:
よろしくお願いいたします。

 

蛭田:
みんなでサポトーク。今日は「認定特定非営利活動法人パンダハウスを育てる会」理事長の山本佳子さんにお越しいただきました。ありがとうございました。

 

山本さん:
ありがとうございました。

 

蛭田:
来週もいろいろなお話を伺います。どうぞお楽しみに。

 

 

<終わり>

 

(パンダバッジの写真は二枚目です)

 

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