蛭田まい(以下蛭田):
いわき市の子育てにまつわる様々なお話を伺う『みんなでサポトーク』。12月のゲストをご紹介します。
「認定特定非営利活動法人パンダハウスを育てる会」理事長の山本佳子さんです。山本さん、よろしくお願いします。
山本さん:
よろしくお願いします。
蛭田:
今月ここまで3回にわたって様々なお話伺ってきましたが、 パンダハウスというものをこの1ヶ月で私も すごく知ることができました。名前だけは知ってました。ご病気の(方の)ご家族が泊まる施設、くらいまでは頭にはあったんですが、そこでどういった活動をされてるのかとか、 たくさんの方で成り立っているんだとか、そういったことを知ることができて、すごく私も1つ成長した気がします。
山本さん:
ありがとうございます。
蛭田:
さらになんかお手伝いできることがあったらすごくしたいなって思いで、今いっぱいです。
ラジオ聴いている方々の中にも、何かしたいなってうずうずされてる方も多分いらっしゃると思うんですよね。なので、 今日は、何ができるかなっていうお話ですとか、パンダハウスのホームページのお話なんかも聞いていけたらと思っております。
まずホームページの方から伺っていきたいんですが、説明が載っているんですけども、詳しく中を見ることができるコーナーがあると。
山本さん:
はい。福島(市)までお越しくださいとはなかなか言えないんですけども、お時間のあるときにホームページ覗いていただけましたら。トップページの一番上のところに、「パンダハウスツアー」っていうのがありまして、そこをクリックしていただくと、パンダハウスの玄関にたどり着きます。そこからは、二重丸の線がついてるところを適当にあっち行ったりこっち行ったりしていただくと、パンダハウスの館内全域がで見られるようになっています。振り返ってみたり、小さなところを覗いてみたりとか、ご自由にしていただけますので、ハウス探検をぜひやっていただければと思っています。
蛭田:
まさにバーチャルで、自分がそこに今入り込んでいるような感じで体験していただけますよね。今、玄関開けてみたんですが、パンダちゃんいました。可愛いパンダちゃんがね、お迎えしてくださいました。
山本さん:
右側には以前にお話した象徴となったシンボルのぬいぐるみですけど、それがありますし、ちょっと左側の壁面に目をやっていただけると、パッチワークのタペストリーがあるんです。それはハウスを作った時にご寄付くださった方々のお名前が入ってるもので、そこに飾ってるものが全てではないんですけど、時々かけ替えながら、皆さんのおかげでって思いながら過ごしています。
蛭田:
ここにあることで必ず目に入りますもんね。こういった方々が助けてくれてるんだなって。
山本さん:
そうですね。1人じゃないんですよって、みんな応援してますよっていうことが最初に伝わればいいかなと思って。
蛭田:
もう玄関からあったかいですね。
山本さん:
ありがとうございます。
蛭田:
すごく開放的な空間ですし、何より、清潔感がすごいです。すごく綺麗。
山本さん:
そうですね、それは闘病中の方々がお越しになる場合も結構多くて、骨髄移植とかっていうことになりましたら、無菌室から やっと出られるようになったばっかりっていう方がお越しになったりもするんですね。どちらにしろ、闘病中は免疫力が下がってることが多いので、何かあってはいけないと思っていて。そういう衛生状態には本当に気を配って、毎日のお掃除をしていただいてます。
それから、暑かったり寒かったりで風邪なんかしては困りますから、誰もいらっしゃらない時でも、ある一定の温度でちゃんとお迎えできるように。ほんとに玄関入った時からホッとしていただけるようにっていう風に心がけてはおります。
蛭田:
いつでもお迎えができる。あったかい場所がね、そこにあるんですね。
山本さん:
いわき出身の方で、突然の事故で運ばれて、そのままパンダハウスにご家族をお越しになってって方もいらっしゃったりして。 ほんとにいつ何が起きるかわからないので、起きては困ることなんですけども、その時に備えてというふうに思って 運営しております。
蛭田:
そっか。確かに、いわきからだと、ほんとに通えないですから。やっぱり福島市ともなると行き来が大変ですからね。
でも、こういった場所があるっていうことを知っていただくだけでもね。ほんとにその後何かあった時にっていう、この自分の備えにもなりますよね。気持ちの面でもね。
山本さん:
やっぱり長い闘病中にはヘトヘトになってしまうこともあるかと思うんです。普段は往復できても、そういう時は無理なさらないで、ぜひゆっくり使っていただけたらいいなと思っています。
蛭田:
そうですよね。きっとその当事者の方って、多分苦労してるとかって思わないと思うんですよね。一生懸命だから。でもやっぱり肉体的にも精神的にも絶対 大変でしょうからね。でも、そういった時にこのパンダハウスがあったら、休めますからね。
山本さん:
私、時々しか当番してないんですけれども、それでも「予約入れてはあるんだけれども、ちょっと訪ねたいんですけど、パンダハウスって、お風呂お湯ためて入ることできますか。」みたいな問い合わせが何件もあったりするんですよ。病院でシャワーは使えるけれども、お風呂に浸かるってそれだけのことでも、そんなに気になさるぐらい待ちわびてらっしゃるんだななんて思うと、お掃除もやりがいがあります。
蛭田:
そういったお気持ちの方が、お掃除するからそれは綺麗ですよね。
山本さん:
はい。頭が下がります。ほんとに。
蛭田:
はい。そういった場所があるということで、是非ホームページも詳しくご覧になっていただきたいと思います。
それから、ボランティア。何かやってみたいなって思う方で、私はいわきにいるので、なかなか通ってっていうのが難しいんですけども、家にいながら、手伝えることってありますか。
山本さん:
はい。やはり、いわきの方で、手作りがとても得意でらっしゃるっていう方が、 布製のバッグを作られたりとか、小物類を作られて、バザーで役立ててくださいっていただいたりしたこともあります。普通の日常品をバザーのためにってお寄せいただくこともありますし。
それから、タオル、帽子って、入院中にやっぱり髪の毛が気にならないようにっていうことで、そういったものを手作りしてくださってる方々もいらっしゃるので、様々な方々のお世話になってここまで来ています。
蛭田:
じゃあ、お裁縫が趣味程度でも、得意だなって思う方は、このいわきとかにいても、 何か作ってお送りするっていうボランティアもできるってことですね。
山本さん:
そうです。 あと、イベントも。コロナ前は年に2回ぐらいでもやらせていただいてたんですね。で、そろそろ復活させたいかなと思ってるんですけれども、やはり 福島からみんな全員が来るっていうのはなかなか大変なことなので、いわき地区の方々に色々お手伝いいただけたらありがたいなと思ってますし、企画段階からいろんなご意見いただきながらできたらありがたいななんても思っているところです。
蛭田:
そういったこともなんか手伝いたいなって思った方は、こう、ホームページとかfacebookからとかでも一報入れて、やりたいですって思いをとりあえず伝えれば、何かできることが見つかりますね。
山本さん:
ボランティアはいつも受け付けておりますので、いつでもお声かけいただければと思います。
蛭田:
はい。もちろん、寄付をしたい、といった場合ももちろんありがたいことですし、家でできるボランティアっていうのもすごくありがたいですね。
山本さん:
はい。ちょっと今企画中でまだ実現してないんですけど、近々、ホームページ上からご寄付いただけるようなシステムも整えたいと思ってます。ホームページには口座番号とか出てますけど、それを使っていただいても結構ですし。
あと、募金箱っていう赤い屋根の透明のかわいい募金箱が、いわき地区にもいくつかありますので、宝探しゲームのようですけれども、見つけた時にはそちらに入れていただくのもありがたいかなと思います。
蛭田:
わかりました。いくつかあるんですね、いわきのどこかに。
山本さん
はい、お店とかの店頭にちょっと置いてあったりすることが多いんじゃないかなと思いますので、見つけてみてください。
蛭田:
ぜひ私も探したいと思います。お子さんと一緒に探して、お金持ってチャリンって入れるボランティアができるかもしれないですよね。わかりました。ぜひ募金箱の方もね、いわきの皆さん探して、サポートをお願いいたします。
最後にリスナーの皆さんにメッセージお願いできますか。
山本さん:
パンダハウスは、皆さんのご寄付やボランティアのおかげで、ここまで足掛け30年ほどやってこられました。本当に皆様に感謝申し上げたいと思います。このハウス、それから相談活動はこれからもずっと末永く続けていきたいと思いますので、どうぞ皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
蛭田:
ありがとうございます。改めて私の方から問い合わせ先をご案内いたします。
「認定特定非営利活動法人パンダハウスを育てる会」024-548-3711までお願いします。
みんなでサポトーク今月は「認定特定非営利活動法人パンダハウスを育てる会」理事長の山本佳子さんにお越しいただきました。ありがとうございました。
山本さん:
ありがとうございました。
<終わり>